夢解−ユメトキ−  完結記念おまけページ
前編:『夢路』
番号 台詞 備考
場面:トリノの回想になります。
s01_兄1 「あーあ・・・。びちゃびちゃ・・・。雨とか・・なんだよ本当・・。はあ・・。」 窓に向かって愚痴る
s02_母1 「残念だったわねぇ・・。確か今日遊ぶ約束してたんでしょ?」
s03_兄2 「うん・・・。サッカーするつもりだった・・。」
s04_母2 「・・・あ、ぁ明日は晴れるんだって!だから大丈夫っ!
今日は仕方ないけど・・元気だして。また友達と学校でしてらっしゃい。ね?」
必死に励まそうと
s05_兄3 「・・・うん・・・はぁ・・・。」
s06_妹1 「おっにいちゃーん!!えへへっvv」 兄に飛び込む
s07_兄4 「ん・・・なんだよ。」 不機嫌そうに
s08_妹2 「うっ・・・お母さーん!お兄ちゃんがなんかこわいよー!!」 半泣き
s09_母3 「あはは;今日はね、お兄ちゃんちょっと機嫌が悪いんだー。元気付けてあげてね。」 妹に優しく向けて
s10_兄5 「余計なお世話だっての・・。」 小声
s11_妹3 「わかった!いたいのーいたいのーとんでけー!!えーい!!きゃははっvv」
s12_兄6 「あーもう!うるさいっっ!!静かにしてくれ!!」 イライラ爆発
s13_妹4 「うっ・・・うう・・・わぁああああん!!うわああああん!ひっくっひっく・・・。
(そのあと数秒も泣き続けてください)」
大泣き
s14_母4 「Σちょ、ちょっと・・怒らなくてもいいじゃない; よしよし、泣かない泣かない。」
s15_兄7 「ふん・・・っ」
s16_母5 「そう拗ねないでったら・・もう。
仕方ないわねぇ、今日は奮発して二人の大好きなアップルパイ作ってあげる。」
笑顔で
s17_妹5 「ふぇっ・・?本当・・!!?」 泣き止む
s18_母6 「本当本当^^ だから・・元気だして・・ね?」
s19_兄8 「・・・・・・。わかったよ。 お、俺のは特大サイズだからな母さん!!」
s20_妹6 「えーずるいー!!あたしもあたしもー!!!」
s21_母7 「はいはい。大きいの作ってあげるから。おとなしくしてなさいね・・って、ん・・?」 優しく
s22_母8 「あら・・・?お客さん??誰かしら・・・?はーい、いまでまーす!」 チャイムが鳴って
回想終了。トリノ、夢から覚める。
001_トリノ1 「だめだ・・・いっちゃだめだ・・・・うわぁああああああああああああああああああ!!」 起きる
002_トリノ2 「はぁ・・・・はぁ・・・・はぁ・・ま、またか・・・・・。ったく何なんだもう・・・。」
003_ココセ1 「あっ・・・おはようトリ兄。 顔色悪いよ・・?悪い夢でもみたの・・・?」
004_トリノ3 「ココセか・・。いや・・何でもないよ・・。」 優しく撫でる
005_ココセ2 「??? ・・ならいいけど・・。そういえばアカお姉ちゃんが呼んでたよ・・?」
006_トリノ4

「アカが?・・あー・・確か約束してたっけな・・。ありがと、ちょっと行ってくるわ。」

007_ココセ3 「うん、いってらっしゃい。気をつけてね。」 にこっと
008_トリノ5 ここ毎日同じ夢をみるようになった。
いつも途中で頭が壊れそうな・・身を裂くような恐怖感で目が覚める。
あの夢は一体何なんだ・・・? 何か意味でもあるのか・・?
009_アカ1 「あぁああトリノ!!おっっっそいっ!!」 大声で
010_トリノ6 「わりぃ。それとうるさい。」
011_アカ2 「なっ・・!!それが人に謝る態度なわけ!?」
012_トリノ7 「あーもう今起きたとこなんだよ・・頭に響くだろ・・。」
013_アカ3 「あんたが煩くさせてるんでしょうがっ!!
もうー・・今日狩りに行くからついてこいっていったのトリノでしょー。」
014_トリノ8 「悪いって言ってるだろ。さっさと行くぞ。」
015_アカ4 「あっちょっ・・・! はあ・・あんたのその性格なんとかならないの;;」
016_トリノ9 「どうにもならない。悪いな。」
017_アカ5 「きっぱり言うな!!」
018_トリノ10 「だから謝ってるだろうが。」 せっせと歩くトリノ
019_アカ6 「あ・や・ま・っ・て・な・い・!!・・ってあぁちょっと!まっ待っててばー!!!」
020_アカ7 私の名前はアカ。ここでの生活を始めて数日が経ちました。
まだまだ未熟なとこがあるけど・・・周りの皆に支えて貰いながらなんとかやってます。
場面:アカとトリノは森へ狩りに出かけてます。
021_アカ8 「ねえトリノー?」
022_トリノ11 「なんだ。」
023_アカ9 「この弓・・・なんかへにゃあってしてるんだけど・・ちゃんと飛ぶの?コレ。」 不安そうに
024_トリノ12 「・・・文句あるならお前が作れよ。」 少しキレ気味に
025_アカ10 「うっ・・・・ご、ごめんなさい。」
026_アカ11 このぶすーっとしている男の子がトリノ。何考えてるかイマイチわからない奴。
けど、狩猟における腕と知識は豊富でこうやってたまに狩りに来てるんだ。
今日はトリノに弓の扱い方教えてもらうことになってます。
027_アカ12 「あ!いた!!!イノシシ!!!」
028_トリノ13 「よし任せろ。 っ・・・!」  弓を放つ。「っ・・」は弓を投げる時の声。
029_アカ13 「おぉおおお!!すごーい!!一発命中!!!」
030_トリノ14 「まあこんなもんだろ・・・。」 さらっと
031_アカ14 「なんかトリノってこういうのだけはすごいね!!」 (だけを強調) キラキラと
032_トリノ15 「殺すぞおい。・・・まぁいい。こんな感じだから次はお前がやってみろよ。」 イラッ☆(笑)
033_アカ15 「ぁ、うん。わかった。頑張るっ・・・!」 緊張する
034_アカ16 「・・・・・いた!!・・・っ・・!・・・あー・・逃げられたぁ・・。」 「っ・・」は弓を投げる時の声。
035_トリノ16 「ま、・・最初はそんなもんだろうな。」
036_アカ17 「あはは;まあそうだよねー・・・。よーし、次こそは・・・!!」
037_トリノ17 「焦るな焦るな。その分的がズレるだろ。落ち着いてやればいい。」
038_アカ18 「わかった・・っ!   (よし、あれだ・・!!)   
 ぇ・・・うそ・・。当たってるーー!!! 見てみてトリノ!!」
039_トリノ18 「上出来。意外とスジがいいかもな、お前。」 笑顔で
040_アカ19 「えへへー!もっと褒めろー!褒め称えるがいいー!!」
041_トリノ19 「調子のんなヘタクソ。」 アカリを叩く
042_アカ20 「いだっ!叩くことないでしょー・・・。」
043_アカ21 トリノはこうやって口も手も悪いし無愛想だし嫌な奴だけど・・。
でも・・根は優しいんだよね、ホントは。
044_トリノ20 「さっさと終わらせて帰るぞ。あと、途中で食べれそうな植物とかあったら取っておけよ。」
045_アカ22 「了解ーっ!ばばーんと採って捕まえて、大量に持って帰ろーっと!!vv」 元気に
046_トリノ21 「だから調子に乗るな。」 再び叩く
047_アカ23 「いだっ・・!っ〜!あんたもいい加減にしないよねー!!ちょっと聞いてんの!?」
場面変化:集落に戻ってきたアカとトリノ。
gaya-1_名前 ◆ガヤ収録1◆集落で生活している人たちのガヤをお願い致します。 
1人3つ以上になります。2つ目からは「gaya1_名前-2」とする。
1人2役というのも面白いかもしれません^^ 長めの台詞だとありがたいです。
例:「なぁ、この植物って食べれられるかなぁ・・? え?自分で食べて確認しろって?やだよ!!」
048_セツトラ1 「あ、おかえり〜二人とも。どうだった?」
049_アカ24 「ただいまー! いっぱい採れたよ!!しばらくはこれで持ちそうだと思う。」
050_セツトラ2 「どれどれ・・・。ほー!!大量だね、こりゃあ。」 嬉しそうに
051_アカ25 この人はセツトラ。この集落のリーダー的存在ですごくお世話になってる人。
みんなの毎日のスケジュールを考えたりどう行動すべきか指示してるの。
あと、ココセちゃんっていう女の子もいて小さいのにちゃんと仕事をしていたりするんだ。
他にもたくさんいるんだけど・・・紹介しきれないから省略するね。
052_トリノ22 「ごめん、セツ。」
053_セツトラ3 「ん?どうしたの?」
054_トリノ23 「こいつが足引っ張って思ってた以上に捕れなかった。」 きっぱりと
055_アカ26 「Σなっ・・!!!」
056_セツトラ4 「あはは;仕方ないよ。アカは今日が初めての狩りだったんでしょ?」
057_トリノ24 「ああ。だから最初に運よく当たった一匹だけ。あとは0。」
058_アカ27 「あれは運じゃない!私の実力!!」
059_トリノ25 「そのあと全部俺にやらせておいて?」
060_アカ28 「うぅ・・・っ!; わ、わたしいっぱい草とかキノコとかとったもーん・・。」  いじけて
061_セツトラ5

「まあまあ・・アカも充分がんばったよ、ありがとうね。トリノも・・あんまりいじめないの。」

慰める
062_トリノ26 「俺は事実を言っただけだろ。」
063_セツトラ6 「はいはい; ん?ココセ?どうしたんだい?」
064_ココセ4 「トリ兄・・怪我・・してる・・。」 心配そうに
065_トリノ27 「え?・・・ああ、これか。大したことじゃない。舐めときゃ治るだろ。」
066_ココセ5 「だめっ!バイキンさんが広がったら大変・・。だからだめ・・!」 必死
067_トリノ28 「・・・はいはい。で、俺はどうすりゃいいんだ?」 こっそりくすっと
068_ココセ6 「ココセが治すからっ。こっち・・・!」
ココセがトリノを連れていく。
069_アカ29 「ココセちゃん・・優しいし良い子だし超可愛いよねー・・・v」 メロメロな感じで
070_セツトラ7 「ずいぶんとお気に入りのようだね。」
071_アカ30 「だって本当妹にしたい!っていうかなんていうか・・・っ。
初めて会った時からずっと可愛いなーって思ってて。」
072_セツトラ8 「ココセは気配りも出来る良い子だからね・・。治療係はあの子にぴったりだと思うよ。
というか、アカも随分ここに慣れてきたよね?もう不便なとことかない?」
073_アカ31 「おかげさまで。初めてここに来た時はどうしようかと思ったけど・・
なんとかなるもんなんだってわかったから。それに皆親切で優しいし・・。」
074_セツトラ9 「それは良かった。今じゃちゃんと敬語も抜けてるしね。」
075_アカ32 「あはは;だってずっとセツトラがいらないいらないって言ってきたから;」
076_セツトラ10 「ここではみんな同じ境遇の仲間であり家族なんだから。
礼儀とかそんなものは全部いらないよ。距離を感じてなんかさびしいでしょ?」
077_アカ33 「存じてますよっ。」  明るく
078_アカ34 そう。ここにいるみんなは突然この世界にやってきた人たちばかり。私もその1人。
そして共通すること・・・誰一人”記憶”というものを持っていないのだ。
自分の名前以外は何も知らない。ここに来た経緯も出生も何もかも・・。
それでも、みんな前向きに生きている。助け合ってこうやって生活しているんだ。
079_アカ35 「あちゃ〜・・今日頑張ったからおなかすいてきちゃった・・。」 お腹が鳴る
080_セツトラ11 「そうだね。そろそろご飯の支度でもしよっか。まぁ、もう始めてると言ったら始めてるんだけど。」
081_住民@ 「セツトラー!!火おこしたぞー!あとはどうするー?!」 呼びかける
082_住民A 「野菜も摘んできたわよー!洗って切っておくわねー!!」
083_セツトラ12 「わかったーありがとう!今そっち行くよ!!  
じゃあアカ。今日の分は俺が持っていくから、あとは倉庫の方に運んでおいてくれるかな。」
084_アカ36 「わかった。まかせてっ」
085_セツトラ13 「じゃあ終わったらこっちにきてね。」
086_アカ37 「了解了解ー!!」
087_アカ38 ・・私には秘密がある。それは最近わかったこと。
ここにいる人間は・・ある日突然消えてしまう。

昔、エミリという女の子がいた。
ここに来て何もかも不安だらけだった私に優しく色々と教えてくれた親友・・それがエミリ。
それは数日前の・・いつもの朝だった。
場面変化:アカの回想
088_アカ39 「おはよーエミリ!・・・えっ・・ど、どうしたの!?どこか痛むの!?大丈夫!?」 慌てて、若干早口に
089_エミリ1 「はぁ・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・。ァ・・カ・・・・・。」
090_アカ40 「だ、だ大丈夫!?真っ青よ・・!何かあったの・・・?」
091_エミ2 「だめ!!!触らないで!!!!」
092_アカ41 「きゃっ・・エミ・・・リ・・・?」
093_エミリ3 「あたしに触れないで!触らないで!!!・・あたしは汚いの・・すごく・・汚いの・・。」 泣きそうな声で
094_アカ42 「なに・・いってるの・・?
エミリは汚くなんかないよ!!昨日だって一緒にお風呂入ったじゃな・・」
095_エミリ4 「違う!!そうじゃない!!!そうじゃないの・・・。あたしは・・あた・・しは・・。」 ↑を遮る
096_アカ43 「どうしたの・・?なんか変だよ・・何かあったの・・?悩みがあるなら聞くよ!!」
097_エミリ5 「あたしはゴミ同然なの、いなくて当たり前の人間なの・・・。
いらないんだ・・みんなそう思ってる・・だから・・だからあたしは・・うぅう・・うう・・。」
自分に言い聞かせるように
098_アカ44 「エミ・・リ・・?  なっ・・・!?エミリ!?体が透けて・・・!?」
099_エミリ6 「これって・・・!?そっか・・そういう事か・・・。なるほどね・・。」 独り言ぽく
100_アカ45 「なに、何なの!?どういうこと!?ねえ!!!ねえってば!!」 必死に
101_エミリ7 「アカ・・・。」 優しく
102_アカ46 「え・・・・?」
103_エミリ8 「なんでだろう・・。なんとなくだけど、アカとはまた会えそうな気がする。」
104_アカ47 「なに・・・?え・・・どういう・・こと?」
105_エミリ9 「今までありがとう。楽しかったよ・・。・・・バイバイ。」 微笑んで
106_アカ48 「エミ・・リ・・?エミリィイイ!!・・・・き、消えた・・・?」 呆然と
107_エミリ10 『確かあなた新人さんよね?あたしエミリッ!よろしくね!
ここにきて色々不安とかあるかもしれないけど・・がんばろ?ね?』
回想の中の
アカの回想です。
108_エミリ11 『あーもう!違う違う!これは、こうっ!こうやって結ぶの。わかった?』 
109_エミリ12 『ぷっ・・あははあはは!アカ・・へ、変な顔・・!あはははは!!おなかいたい〜!!』
110_エミリ13 『大丈夫。あんた不器用だけどさ、根はしっかりしてるんだから粘れば出来るよ。
親友のあたしが言うんだから・・ちゃんと自信もちなさいよね。』
優しく
111_アカ49 「エミ・・リ・・エミリ・・・っ!!うわぁああああああん!!」 呆然→大泣き
−−−−−−−−−− 回想終了 −−−−−−−−−−−
112_アカ50 その後一番驚いたのは・・みんなが・・あれまで一緒にいたエミリの存在を忘れていた事。
最初から存在していなかったかのように。エミリは消えた。私の前で消えた。
そしてそのことを私だけが知っている。
113_アカ51 あの日からたまにすごく不安になるんだ。
私も・・みんなも・・いつかああやって当たり前のように消えていってしまうんじゃないかと。
知らないうちに誰かいなくなっているんじゃないかと・・。
114_アカ52 「さてと・・さっさと倉庫まで持ってこよっと・・!
大丈夫・・消えない・・みんな一緒だもん・・・。そうだよね・・・エミリ・・。」
115_アカ53 嫌な予感を胸に抱いたまま私はただ毎日を過ごしていた。
場面変化:ご飯が終わり、みんな眠った頃の真夜中。トリノの悪夢再び。
116_トリノ29 「はぁ・・・ん・・・・や・・やめろ・・くるな・・・くるなぁああ!!!!」
117_トリノ30 「はぁ・・・はぁ・・・また・・夢か・・・はぁ・・。」 安心する
118_ココセ7 「トリ・・兄・・・?」
119_トリノ31 「ココセか・・。ごめん・・俺またうるさかったか・・・?」
120_ココセ8 「ううん、平気。今日はココセが見張りの日だから。起きてるよ。」
121_トリノ32 「そっか・・そうだったよな・・。」
123_ココセ9 「ねえ・・だいじょうぶ・・・?」
124_トリノ33 「何が・・?」
125_ココセ10 「トリ兄・・最近ずっとうなされてる・・。きっと悪い夢をみてるんだよね・・?
ずっと苦しそう・・可哀想・・・ココセもつらい・・。」
126_トリノ34 「・・・。ごめんな。心配かけてさ・・。」
127_ココセ11 「ココセはいいのっ。・・・最近元気ないだもん・・トリ兄・・。」
128_トリノ35 「・・・・・・。あのな、お前の言う通り・・ずっと変な夢をみてるんだよ・・俺。」
129_ココセ12 「へんな・・ゆめ?」
130_トリノ36 「そう。幸せな夢なんだ。家族の夢。」
131_ココセ13 「家族の・・?」
132_トリノ37 「俺より少し幼い男の子と、お前ぐらいの小さな女の子。この二人が兄妹でな。
そして母親と三人で暮らしている・・そんな夢だ。」
幸せそうに語る
133_ココセ14 「ココセぐらいの・・・?お友達になれるかな・・。」
134_トリノ38 「そうだな、お前ぐらいならきっと・・。」
135_ココセ15 「でも・・なんでそれが変な夢なの?」
136_トリノ39 「・・なんかな・・すごく・・怖いんだよ。」
137_ココセ16 「怖い・・?幸せな夢なのに・・・?」
138_トリノ40 「そう。最初はすごく幸せなんだ・・。ただ・・なんでだろ、途中からひどく怖くなる。
思い出そうとすると・・っ・・・頭が、痛くなる。」
139_ココセ17 「だいじょうぶ?なでなで・・。」
140_トリノ41 「お前は優しいよな・・本当。」 微笑んで
141_ココセ18 「ココセが出来るのはこれぐらいだもん・・・。」
142_トリノ42 「充分だ。ありがとな。・・ココセ、もう持ち場に戻れ。俺は大丈夫だから。」
143_ココセ19 「でも・・・。」
144_トリノ43 「心配すんな。お前に話たらちょっとすっきりしたし、もうあの夢は見ない気がするから。
だから安心して戻れって。」
笑顔で
145_ココセ20 「うん・・わかった。・・でも、何かあったら言ってね?治してあげるから。」
146_トリノ44 「ああ。」
ココセが持ち場に戻る
147_トリノ45 「夢・・・か・・。なんで俺はこんなに怖いんだ・・・?」 不思議そうに
148_兄9 「あれ・・・?母さん?どうしたの・・?はやくパイ焼いてよ母さん。」
149_トリノ46 「うっ・・・!!・・だめだ、考えるな・・。
もう一度寝よう・・。ココセに心配かけるわけにはいかない・・。
150_アカ54 翌朝、トリノは熱を出して何日も寝込むようになってしまった。
そして・・私たちは・・あの日を迎えることになる。







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